ごあいさつ

　この資料室は、２００１年９月１１日NY同時多発テロ事件の発生を受けて、現地の在留邦人を支援するためにプロジェクトスタッフが協力して立ち上げたものです。テロ後の支援は終結しましたが、今後も、地震や台風、火山災害などの自然災害や大規模な事故や重大な事件、身近な暴力や嫌がらせ、死別や生別の悲しみや様々な人間関係での苦しみなど、「こころの危機」に直面される方々は数多くいらっしゃることと思われます。その方々が、出来るだけ速やかに回復できるような支援の資料を提供するための資料室として運営してゆくことにいたしました。子どものＰＴＳＤの理解と対応、大人の急性ストレスへの対応、支援者の心のケア等を中心にした資料があります。
　特に、支援者用資料は、支援者のバーンアウトやCIS予防のための資料としてご活用いただけるように留意致しました。
なお、資料室にはテロ時にアメリカで配布された資料がありますが、重大な事件のときの対応として参考になると思われますので、そのまま残しておくことにいたしました。資料からリンクしてあるアメリカにおける危機介入のＨＰも参考にしていただければと思います。

2011年3月25日
メンタルサポート・イン・クライシス代表
植山　起佐子


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