資料室の使い方

 この資料室は、危機介入が必要なときに、いつ、だれに何をしたらよいのか、および支援をしている自分自身をどうケアしておくとよいのかについての実践的な資料を集めてあります。資料の中には、保護者としてお子さんのケアに活用できるものや、危機に遭遇した大人の方が自分自身に活用できるものもありますが、心のケアの専門家が使うべき資料もあります。下記を参考にして、ご自身が必要とする資料をお選びください。

保護者として、子どもの心のケアに当たる方

応急対応として以下の資料があります。反応が強かったり継続している場合は、必ず専門家に相談してください。
1.子どものストレス反応と心理的な応急処置
2.日常のストレスと心の外傷(トラウマ)の違い
3.PTSDとはなにか(心的外傷後ストレス障害)

自分が危機に遭遇した大人の方

自分のストレス状態とその対応方法について以下の資料があります。ひとりで抱え込まず、職場や家族と話をする時間をつくるなど周囲の人に助けを求めるようにしてください。
1.日常のストレスとそのケア(PDF)
2.危機状況に対する心のケアのための救急処置
3.ストレスチェックシート(PDF)

支援者として、資料を使われる方

1. どの資料を使う場合も、まず、「危機介入の流れ」を読んでください。
2. 自分が支援をしてゆく相手(支援対象者や家族、避難所、地域等)の状況を把握し、ニーズアセスメント(何をしてほしいのかを理解すること)をしてください。
3. 支援する対象者にとって、有効と思われる資料を選んでください。
4. その資料の内容は、いつ、誰が行うとよいのかを理解してから、役割分担をしてください。
5. 今までやったことがないことや自分には難しいことは、決して行わないでください。
6. 後方支援の専門家からバックアップしてもらいながら実施してください。
7. 実施後は、自分の気持ちや行動の整理を行ってください。

  「CISと支援者の気持ちの整理について」